『3びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)はボクが大好きな絵本の一つです。
トロルという怪物がいる谷の上の橋を渡って、むこうの山の草を食べに行くヤギたちが主人公です。小さいやぎのがらがらどんが橋を渡ると、トロルが食べようとしますが、自分よりも大きなヤギが後から来る、と言って橋を渡ります。次に中くらいのヤギが橋を渡ると、やはりトロルが食べようとしますが、自分よりももっと大きなヤギが後から来る、と言って橋を渡ります。するとそのとき、もう大きいヤギのがらがらどんがやって来ていて、おそいかかろうとするトロルに戦いをいどみ、コテンパンのズタズタにやっつけてしまうのです。そして3びきのヤギはみんな橋を渡って草を食べ、丸まると太って冬を越した、というお話です。