2015/01/04

日曜日の部活動

近隣のキリスト教学校「横須賀学院」は日曜日の午前中(教会が礼拝する時間帯)にクラブ活動をしない方針です。何と祝福された学校でしょうか。そういう学校は他にもあると思いますが、残念なことに、すべてのキリスト教学校がそうであるとは言えないようです。ある教会に熱心に通っている生徒が、自分が属している運動部の顧問に「日曜日は教会があるから試合に出られない」と言いました。すると「あなたは今でも神なんて信じているのか?そんなことで、これから世の中を生きていけるのか?」と返されたそうです。

キリスト教学校に勤務している教職員のすべてがキリスト者ではありませんし、信仰を持っているからその学校の教師になった、というわけでもないでしょう。また、思想信条は個人の自由ですから、学校の主義がどうであれ、自分の思想信条で生きていくことには何の問題もありません。しかし、キリスト教教育をする学校だから我が子を進学させた親もおり、教会学校に通っていたからこの学校を選んだ生徒もある筈です。そんな生徒の一人が、試合には出たいが日曜日は教会で礼拝する、と申し出ているのに「世の中では通用しないから、そんな考えは捨ててしまえ」と教師の立場で言うのは、あってはならないことではないでしょうか。


その生徒のご両親(キリスト者)は学校に裏切られた思いになり怒り心頭。が、教師との摩擦を起こすと自分の子どもが学校に行きづらくなると考え、何の抗議もしなかったそうです。すると、その生徒は「あの顧問のもとでは楽しい部活動など出来ない」と判断し、退部届けを出しました。悔しかったかも知れません。けれども私は、このエピソードを聴き、その生徒を誉めてあげたくなりました、「君のような人物にこそ、将来キリスト教学校の教員になってもらいたい」と。皆さんはどのようにお考えになりますか?神を信じて生きるかどうか、それは人生を決定づけることであると、私は(教会も!)信じています。